第二回 神流マウンテンラン&ウォーク
第一回開催から、コース・運営共に非常に評判がよく、今年一番楽しみにしていた大会でだったんですよね~。
今回はかなりの長文レポなんで、結論から言っちゃいます。
素晴らしいの一言! 満点です!!
ではなにが素晴らしかったか、ゆっくりと説明していきましょう~(^^)
さて、今回は前泊で行ってきました。
関越の渋滞を恐れてかなり早めに出ましたが予想は見事に的中したものの、かなり余裕を持って現地入り出来ました(^^)
まだエントリーの受付すらしていなかったので、セット中の会場をぶらぶら散策していたら、いつもyahoo!ブログでお世話になっているトリケラさんとお会いでき、話をしていると前から鏑木さんが歩いてくるじゃないですか!
周りにはまだ人もいないので、ご挨拶をしてツーショットをお願いしちゃいました!
トリケラさん撮影 |
ポラールの講習会の時は恥ずかしくてお願いできなかったんですよねー(笑)
空気も読まず、これからスタッフのかたとの打合せに入ろうとしたところで声をかけちゃったんですが、嫌な顔せずに応じてくれた鏑木さんにはほんとうに感謝です。
しばらくしてエントリー受付が始まります。 そして手渡された袋に入っていた参加賞にびっくり!
なんと名前が手書きですよ。
今回の参加者は670名とか言っていたような気がしますが、それだけの数を手書きで行うとか!
しかも超達筆。
かわいいふくろうの栞も手作りですね。
これをもらっただけで、この大会にかける心意気を感じましたが、それだけではありません。
会場付近にあるプランターには、地元の子供たちが書いたエールが添えられているんです。
そういえば、初めて試走に来たとき一人の中学生が自転車で通過していく際に、自分の姿を見て軽く会釈してくれたのを思い出しました。
だいたい若い子って、あまり行事とかに興味がないというか、ちょっとスカしたことろってあると思うんですが、若い子も一緒になって協力しているんですよね。 素晴らしいです。
そして、時は経ち夜のウェルカムパーティです。
当初は立食という話だったんですが、なんとか席を融通していただいたらしく、全員着席してのパーティとなりました。
飲み放題の食べ放題。
オマケにJAZZ演奏付きときたもんだ。
贅沢すぎるぜ。
ほんと費用的に大丈夫か心配しちゃうくらいw
神流の方々のおもてなしを存分に味わえたパーティでした。
~そして、翌日~
もうドキドキしちゃって、四時頃には目覚めてしまい、朝食をとって五時には会場に行っちゃうお子ちゃま的行動(笑)
気持ちを落ち着かせるためにゆっくりと用意していたら、あっという間にスタート時間ですよ。
今回のレースは、記念すべき第一回奥多摩巨岩渓谷トレイルレース(未開催)で一緒になった仲間と結成したTeamねねんぼうのメンバーがほとんど参加という記念すべき大会なんですよ~。
そしてもう一つ重大なミッションがありました。
jognoteの神流コミュでご一緒させていただいている方に、お祝いメッセージの書かれたパズルのピースを運ぶという大仕事!
なんとそ方は10/31に行われた赤城山トレイルランニングで年代別優勝をされ、なにかサプライズなお祝いはできないか? と言う話になり、有志によって今回の企画が計画されたんです。
以前行った試走の際に、制限時間をオーバーしていたので、完走する自信なんか無かったんですよ。
でも、本気で完走するには、それくらいのプレッシャーがないとへこたれるんではないか? とも考えまして、最悪持倉エイドまで行ければヨシくらいの覚悟でのスタートです~!!
とにかく最初はながーい、ながーい登りです(笑)
最初は街中を3kmくらい走るんだけど、それが終わるとトレイルに入る前からスゲー登りwww
林道に入るやいなやこんなもん⇒
があったりして、試走していなかったら心がくじけますわね。
ぶっちゃけ、一気に900mくらいの登りですよ。 距離にして7kmくらいね(爆笑)
走れる場所なんかほぼありましぇん。
やっとの思いで第一エイドに到着。
ここがちょうどスタートから10km地点。
初めての試走の時は、ここでリタイヤしました。
まだ夏の暑い盛りだってのもあったと思うけど、やっぱり練習不足だったんですね。
ここでポッキリと心が折れちゃったわけです。
でも、今回はチームメイトもいるし、例のミッションもあるんでそうそう休んでもいられません。
バナナだポテチだドリンクだを目一杯補給し、休憩もそこそこで次に向かいます!
しっかし、ポテチ超ウメェな!!(笑)
もちろんエイドから先も、登り一辺倒。
西御荷鉾山(にしみかぼやま)の山頂へと向かう登山道ですね。
でもさぁ、高いところに行かないと見えないものもあるんですよ。
登山道の途中で後ろを振り向くと…
写真ごときではこの景色を残すことはできないけど、雰囲気は感じてもらえるかと思う。
実物は比較にならないほどに素晴らしい眺めですよ。
標高差1000mはダテじゃない!(笑)
そして西御荷鉾山の頂上から250mくらいの下りを楽しみ、お次は第一関門のある森林公園管理棟と向かいます!
もちろん登りだ!(笑)…これまた長い林道ですわ。
二回目の試走の時は制限時間である5時間をオーバーしての到着だったんで、かなり気合も入っちゃているんでね?
まんもさん撮影 |
起こしちゃいましたよ奇跡(笑)
なんと制限一時間半前に到着しますた!
こちらで以前試走の時にご一緒させていただいた神流コミュの方々とお会いできまして、写真なんかも撮っていただいちゃったりして。
この辺りからですかね~走れるトレイルが若干現れます。
まさに秋晴れで、日差しが暖かくて気持ちがイイんです。
でも、根っこが出っ張っていたり、岩場があったりと結構テクニカルです。
そしてついに半分の20km地点に到着ですよっ!
正直ちょっと信じられなかった。
まさかここまで来れるなんてー!
そして待っていたのはこの景色。
いやぁ~…ほんとグッと来ちゃいましたよ。
青い空、赤い山、澄み渡る空気…そんな贅沢な空間を走っているんですよ。
ホント帰りたくなくなりますわ。
そして本大会の最高地点、白髮山山頂に到着ですよ!
ここからはもう派手な登りもなく、基本下り基調ですよ~!!
飛ばすゼェ~!!!
しかも次は持倉エイドですよ!
ミッション完了目前だ~!!
…なんてな。
ええ、下りですよ。 ホントに下り。
でもさ…
一気に600m下るとか!!
登りもしんどいんですが、下りは大腿四頭筋(太股の表の筋肉)を激しくいじめるんですよ!
しかも走れるもんだから下手すると下りよりもしんどいんですよ~。
…いやぁどれくらいの時間下ったかね? まぁ正直飽きるくらい下ったわな(大笑)
そしていよいよ持倉エイド到着。 運んできたパズルのピースは最終便です。
これで全てがそろったわけですよ。
スタートしたときは、ここで終わっても仕方がないと思っていました。
でも、ここまで来るとやはり欲も出るんですよ。
途中何度となく足はつったけど、まだリカバリー用ジェルはある。
気力は満タン。 時間もまだなんとかなるレベル。 そして抜きつ抜かれつ一緒に走ってきた強敵(とも)もいる(笑)
なによりゴールで家族が待っている。
ってことで、ここで採れたそばをガッツリいただいてエネルギー補給!
これがまた美味しいこと美味しいこと!!
調子にのって三杯ほど頂いたけど、まだ時間があったらもっと食べちゃったね(笑)
正直俺の後ろには、いても10名程度。
これだけのそばを食べるのは絶対無理だよね~。
ホントお持ち帰りしたかったわ~!!
最後にお水も補給してゴールへ向かいますぞー。
持倉集落はいわゆる限界集落と呼ばれるところですが、こんなに美しい自然に囲まれた素晴らしいところです。
みなさん本当に暖かくて、試走の時にはお水を頂いたり、ドリンク剤までご馳走になりました。
本当にお世話になりました!
来年も選手として参加しようかとも思っていましたが、スタッフとして参加して、お返しをしたいなぁとも考えちゃっています。
さて、ここから先はもう写真を撮っている余裕もありませんでした。
持倉エイドがおおよそ25km地点。 残すところ15kmです。
ここまできてやっと極上のトレイルが現れます。
ってか遅いっちゅーんじゃ!(笑)
走れるところはできる限り走り、登りは無理をしないで歩く。
とにかく止まることだけはやめようと。
前へ進めば必ずゴールには辿りつけるんだから。
途中何組かのスーパーロングのペアに道を譲り、『頑張れよ!』なんてエールを贈ると『えー! お互い頑張りましょうよ!』なんて逆にエールに贈られたり、『最後まで楽しみましょうね!』なんて満面の笑みで返してくれる。
疲れているはずなのに、そんな会話で力が湧いてくるんですよね。
まだまだ走れる気がしてくるんです、
そして最後の450m激下りをクリアし下山。
鳥居をくぐると、そこはもう万場の町です。
最後の私設エイドで手作りこんにゃくとお漬物をいただき、沿道を進みます。
沿道には大勢の方々が応援してくれます。
もちろんその中には家族の姿も。
八時間半も待たせてしまいました(^^;)
沿道ではゴールまでずっとハイタッチしっぱなし。
ホント感動的です。
あんな人数が待っていてくれているだなんて、思ってもみなかったんです。
そしてゴール。
ずっと一緒に走ってくれたまんもさんと手を繋ぎ、二人同時にゴールゲートをくぐりました。
『あぁ、やっとゴールした!』と言う気持ちと『あぁ、終わってしまった!』という真逆の気持ちが交錯します。
すごくフクザツな気分。
でも、やっぱり嬉しかったな。
まぁ自分的にはどうでもいいことではあるんだけど、リザルトは8:31:25で286名中282位でした。
制限時間いっぱいいっぱいまで楽しめましたってワケですよ。
美しい風景に思わず足を止めちゃったりできるのが、トレランのいいところ。
今後もファンランスタイルは崩したくないと思いましたよ。
さて、最後になりますが、スタッフの方々の気持ちが伝わってくる本当にあたたかい大会でした。 これ以上の運営ってあるんだろうか? と思わせるほどです。
いや、スタッフの方々だけではありませんね。
神流に住まわれていらっしゃるすべての方々のこころのこもった大会ですよ。
一生忘れられない思い出になりました。
この記事を見て、もし興味が湧いていただけたならば、来年はぜひエントリーしていただきたいです。 ゆっくりと神流の山々を堪能し、人のあたたかさにふれてください。