RUNABOUT!!

たまに自作パンを持って山を歩いたり走ったり、大会ボランティアしたりしています。更新度超低めでのんびりやってます。

第15回 北丹沢12時間山岳耐久レース

ちょっと時間が経ってしまいましたが、北丹のレポです。


夏といえば北丹。 これに出ないと夏が始まりませんからねぇw
過去二回の出場で尽くリタイアしているので、今年こそ…今年こそ完走です!
念には念を入れ、今年は前泊で挑みました!


抜けるような青空! いつもの北丹が帰って来ましたw
去年はほんと涼しくて、アレは無かったことにして欲しいですねwww


6:30スタートを目前に、招待選手を代表して近藤さんからの一言。 高まる緊張感♪


強烈な陽射しが選手を照りつけます。
見送くるなか、こんな天気でもペットボトルしか持っていなかったり、水すら持っていない人が見受けられました…彼らは無事完走できたんだろうか?

そして7:00、いよいよ自分もスタートします!

とにかく今回は各関門へは余裕を持って入ることを自分に科しました。
なので、とにかく走れる区間は全て走る。(←まぁアタリマエのことなんですけどねw)

まずは立石建設の登山口までの区間ですね。
ここはホントつまらないんですよ。つまらないんですが、走らなければいけない区間
陽射しは照りつけるし、暑いし、神之川キャンプ場以降は結構な登りになるんですが、ここはこらえて走りました。

そしてトレイルに入り、一つ目のピーク、立石建設登山口〜鐘撞山〜県境尾根分岐。
約700mの登りなんですが、木陰はなんとも心地いい風が流れていましたね。
初出場の時はここでめまいを起こし、第一関門前にタイムオーバーしました。

実に情けない。

県境尾根分岐からは一気に700mの下り。
先は長いのであまり無理はせずに、気持ちいいペースで下ります。

第一関門神之川ヒュッテ。 おおむね11:00に到着です。
いつもの渋滞にも巻き込まれ、余裕もないので、水、バナナ、キュウリをいただき早々に出撃します。

この先は日陰沢源頭まで420mの登りで、それを超えれば下り基調の林道なんですが、第一関門〜第二関門まで(距離約11km)の時間が一時間半しか無いんですね。
なんで第一関門で少しでも貯金を作っておきたかったんです。
第二関門に入ってしまえばまずアクシデントが起きない限り完走はできると聞いていたんで、完走目標であれば最後の頑張りどころと言えましょう。


日陰沢源頭までの結構な急登の先に待っている景色がコレ。
これはもうご褒美ですよね。 一気に疲れも吹き飛ぶ勢いですw

あまり時間もないのは承知していたけど、写真を撮らないわけにはいきませんでした。


陽射しが厳しいですが、眺め良し、風は爽やかで最高の気分。
途中湧き水が勢い良く出ているところなんかも点在し、つめた~い水を頭にかぶってクールダウン。 気持よく走れました。

第二関門神之川園地。 おおむね12:45に到着。
念願の第二関門突破です。 去年は制限時間1分オーバーで到着したので、その嬉しさたるや口では表現出来ません。


時間的にも昼過ぎなので、ここで大休憩をとります。
自分にとってここから先は未知の世界なので、ハンガーノックなんぞ起こさないように、ありったけの食料を胃袋に詰め込みます。 甘酒、手作りベーグル、おにぎりと…まぁ入る入るwww
ハイドレの水もエイドで新しく入れ替えてもらったので冷え冷えに。 ペットボトルにはレモンのはちみつ漬けの汁を入れてもらい、はちみつレモン水も作りました。
袖平山には私設のコーラエイド、姫次には水があるとのことなんですが、なんとなく嫌な予感がしたので万全の装備で出撃です。(予感は見事的中w)

さて、コースで最大のピーク、姫次までの距離は約5kmで800mの登りなんですが、想像を絶する過酷さ。 大腿四頭筋がビックンビックン痙攣しますw 攣る一歩手前でなんとか踏み留まっちゃいますが、塩熱サプリをガリガリ食べちゃマッサージをしてなんとかだましだまし登りますwww


偽ピークにあった看板。 まだまだ先は遠い…。
息も絶え絶えで登っていると、立ち止まっている方が数人います。


なんと、富士山が顔をのぞかせてくれていました。
位置的には袖平山のちょっと手前だったんで、結構な標高だったんですよね。
予想外のご褒美にモチベーション回復w でも死んだ足は生き返らずwww

程なく袖平山山頂で撤収中のコーラエイドを発見w
残念ながらコーラは飲めませんでしたが、なんとか撤収前に知り合いに会えて本当に良かった。
皆さんご苦労様でした!

残すは最大のピーク姫次! いくぜっ! って、袖平山から400m位の距離でしたw

ここから先はゴールまで約9kmの下り! すでに足は売り切れているので走るだなんてとんでもない。 歩くのだって辛い状態ですよwww
でも、ラスボスは倒しましたので、記念写真をスタッフの方に撮って頂きましたw


あとはひたすら”気持ち”急ぎ足で下ります。 長い、とにかく長い下りでした。


そして無事ゴール。
タイムは10:30:15だったそうですけどね、とにかく完走できたのが嬉しかった。

こうして長く続いた北丹への挑戦が終わった…ような気がしたけど、ゴールしてわかりました。

このレースの醍醐味は姫次から先だってことを。
アレだけ長い下りですからね、走れたらそりゃ気持よかったと思いますよ。
でも、ここの登りで足が売り切れてしまい、あの下りを気持ちよく走れなかったのが残念でならないんです。

こんな終わり方では納得ができません。
来年は鍛え直して、姫次の下りを気持ちよく走れるようになりたいと思います!