第10回神流MR&W ボランティア記 ~当日編~
ソロ前夜祭時の空は雲に覆われていて、まさか…なんて考えながら眠りについたけど、日の出前に起床し、夜空を見上げてみれば満天の星空でした。(ホントね、あの夜空はみんな見てほしい! 都内では絶対見ることのできない素晴らしい星空だから。)
ちゃちゃっと身支度をし、カップ麺を腹に流し込んだらボランティア受付へ。
朝昼ごはんを受け取り1軒目の配置場所”【S-07】林道坂丸線交差”へレッツラゴー。 スタート後最初のトイレのある場所で、以前1つ手前の【S-06】との間で蜂が出現したポイントです。
蜂駆除用の殺虫剤バズーカとポイズンリムーバーを常備しています。
地点名の通り道が交差しているため、速い人だとコースロストしやすいかもしれませんね。(過去実際にあったりします)
大会ルートだと町中から山奥まで来た感じはしないかもしれないけど、暗い時間帯は周りで動物の気配がするんですよね。 ガサガサと。 まず鹿かカモシカらしいんですが、奴らはかなり図々しくて人や車にはあまり恐怖感は感じないって話なので、必須装備になっている熊鈴は忘れずに音が出る状態で装備しましょう。
草食獣とはいえ、向かってこられたら勝てる相手ではないのでw
今年も無事蜂騒動もなく、順調にスーパークラスの人たちを全員見送って一旦会場へ向かいます。
舗装された林道でも結構荒れているんですよね。
落石、倒木、くぼみ等など。 こんな道の中を車で軽快に走る役場の人はすごいですw
万場の町に戻って来る頃には、ロングの選手は全員通過済みでスーパーのトップ選手も通過していました。 ホント速いよなw
万場の町には第1エイドがありまして、今回イチオシだったのがこのユズ甘漬け。
蜜たっぷり最高に美味しかったんです! エイドのスタッフ曰く、「今年のユズは蜜が多いみたいです!」
ホント万葉の里で販売してくれないかなぁ…大きな瓶詰めでお願いしますw
沿道から会場へ戻るともうゴールの準備中で、売店の設置や自衛隊は野外炊具で汁物を作っていましたね。
結局、自分の任務がすべて終わる頃には撤収しちゃってて、どんな汁物だったかわからず終いでした。 飲みたかったなぁ。
ホント毎年自衛隊の方々には感謝です。
2軒目の配置場所は”【T-10】千軒山西口”です。
以前事故のあった千軒山頂上からの激坂(山城の城壁と呼ばれているみたい)手前500mの入り口になります。
はじめてここの配置になった際に、この場所で脱水を起こしかけた選手に自前の水を上げたことがありまして、それ以降このポイントには表には出していないんですけど水は常備していました。
今年の週間天気予報でもずっと晴れマークだったので、念の為臨時の給水場があったほうがいいと思い、前週準備時にその旨お願いをしてありました。
その看板はこちら。 ウチの娘に描いてもらいましたw
【A5】持倉エイド~【A6】安取峠の間が結構短くて、【A6】~【T-10】もせいぜい5km程度しか離れていないんですよね。 そんなこんなで、やっぱ需要ないかな…とか思いましたが、意外と皆さん立ち寄ってくれて終始賑やかな【T-10】となりました。 やっぱり暑かったですもんねぇw
ラスト3.4kmあたりまで一生懸命走ってくれば、そりゃ足も痛くはなるだろうし、終わった足できっつい下りなんてうんざりしちゃいますよね。 まして一人で参加していたらなおさら。
でも、スポドリ飲みながら休憩ついでに他のランナーやスタッフと話せば少しは気分転換になると思うんですよ。
もうゴールは目と鼻の先ですからね、英気を養ってラスト3.4km頑張ってほしいです。
天候にもよりけりですが、来年もなにかできたらいいなと思っています。
スイーパーを見送り、最終ランナーを出迎えるため急ぎ会場へ向かいます。
沿道では地元の方々がたくさん応援していますよね。 ここが神流の最高にいいところだよなーっていつも思います。 地元のおじいちゃんおばあちゃんが長い時間応援してくれるんだもの。 終わった足だって復活しちゃうってもんだw
最終関門の16時過ぎに最後のランナーを迎え、スイーパーがゴールゲートをくぐってミッション終了。
これにて第10回神流MR&Wがすべて終了となりました。
過去最高の天気で大きな事故もなく無事に終わることができて本当に良かった。
関係者各位本当にお疲れ様でした。
さて、もう10回ということは、みんな平等に10年という時間を重ねたということ。
過去の記事でこんなこと書いていましたが、その問題はいまだに緩和することなく減り続けているそうです。 あと何年続けられるかわからない、とのことでした。
コースの整備はやはり役場の方々よりも、ランナーの方が向いていますし、コース配備で各ポイントにランナーを配置することができればもっと安全だし、ランナー目線のおもてなしがきるんじゃないだろうか。
もちろんランナーでなくても全然いいんです。
お手伝いしていただけることはたくさんあります。
皆さんのお力添えがあればもっと素晴らしい大会にできると思います。
ぜひよろしくお願いします。
第10回神流MR&W ボランティア記 ~前日編~
予報通り眩しいくらいの快晴! これは過去最高の天気では!?
のんびりと朝食をとり、まだ誰もいない会場を見ながらボランティアの受付のあるバス停へ向かいます。
神流名物、ノースフェイスのバーゲン会場には人がちらほらw
噂では値引率はダントツで高いそうですよ~。自分も第3回のときに買ったウェアをまだ使っています(^ ^)
バーゲンに後ろ髪を引かれつつも、集合時間の都合もあるため会場をあとに…
前日の作業は荷物預かり。とはいっても、本格的に人が来るのは山村体験前とウェルカムパーティ前後とのことだったので、途中会場内をウロウロさせていただきました。
コインシャワーのある場所に今回初登場の”ゆずの足湯”を作っていました。
写真を撮ろうと思っていたら、「ちょっと調子を見てくれ」とのことで一番足湯を体験させてもらいましたw
ちょうど湯が出ている場所だったので、ほんの少し熱めだったけどめっちゃ気持ちよかった。(SPA TRAILのねどふみの里にある足湯は激熱だったんで、ちょっと警戒しちゃったw)
これは走ったあとだともっと気持ちよかったんじゃないかな?
去年の体育館は新調中だったため、会場は万場高校だったんですけど、今年はいつもどおりの万場小学校体育館でウェルカムパーティ!
中では音響の準備を行っているらしく、爆音でTOPGUNのDanger Zoneが! 我々くらいの年代だと気持ちがアガるってもんですw
一方、体育館から少し離れたところでは着々と鮎の塩焼きが準備されていました。
塩焼きの鮎はそのまま食べても美味しいけど…やっぱり骨酒ね。これに尽きますわw
でも、宴で心ゆくまで飲んじゃうと翌日は使い物になりませんけどねwww
そして日も暮れ、いよいよウェルカムパーティ開始!
和気あいあいとした雰囲気の会場。
ジャズの生演奏を聴きながら傾けるお酒と地元の美味しい食べ物。 ホント最高の時間ですよねー。
この後、自分の持ち場に戻り、遠巻きに会場の盛り上がりを聞いていました。
鏑木さんのトークやなどもあり、いよいよ大トリは神流町のシンガーソングライター近藤まさひろさんが歌う”トレイルランナー”で〆! 会場内は更に盛り上がり、アンコールの声も!w
その盛り上まくった画像は、神流マウンテンラン事務局の公式TwitterがTweetしているので、ぜひその目でご確認くださいw
こうしてウェルカムパーティも終了し、それぞれ宿泊先に移動していくんですが、急にひとけが無くなり寂しくなっちゃうんですよねw
都心では感じられないこの静けさが結構好きで、毎回町中を徘徊しちゃいますwww
でもまぁ、翌日もめっちゃ早いのでちょっとだけ空気を堪能して、マイカーでセルフ前夜祭やって寝ましたとさ。
当日編へ続く!
第10回神流MR&W ~前週準備編~
第7回から参加しているボランティアもついに4回目。ランナーとして参加するのも楽しかったんですが、最近はすっかりスタッフ面です(笑)
さて、今回はコース整備ということで倒木の撤去やコーステープの確認および設置などを行ってきました。
範囲は安取峠~ゴールまでで、距離的には7.5kmくらいかな。
簡単にコースの注意点などを紹介したいと思います!
第6エイドのある安取峠から舗装された林道を500m程度進んだ(T-07)神丸尾根下山口からトレイルに入ります。
目印もあるし、スタッフが配置されているのでまず通り過ぎることはないと思います。
その少し手前に、湯呑の置いてある湧き水があるんですが、飲用としてはオススメできないそうです。エイドを過ぎてすぐなんで飲む人はいないと思うけど、一応念のため注意喚起ということでw
少し先にある白石山分岐地点はちょっとわかりにくかったので、念の為テープで道を塞いてあります。
場合によってはテープが撤去される可能性もあるので、もし白石山方向へ進んでしまった場合は、目印のコーステープを確認してください。30m程度進んでもコーステープが見当たらない場合は、落ち着いて地図で確認し、コーステープのある場所まで戻りましょう。
で、その肝心なコーステープなんですが、結構鹿に食われていましたね(汗)
ひらひらしてるから? 動物に食べられてもいい素材のテープってあるかな? または苦い素材とかあるとお腹を壊さなくていいかも。
神丸尾根はコースの中では一番楽しい区間じゃないのかな。公式マップでも「ほぼ平坦で快適なトレイル」の記載があるし、鏑木さんのコメントもあったような気がしますねw 晩秋の神流を存分に味わえること間違いなしです!
(T-09)作業道終点・神丸山東口手前はシングルトラックで左側が切れています。追い越しなどはできるだけせずに、足元は要注意でお願いしたいですね。
ここから500m程度は広い下り基調の林道なので、きっと気持ちよく走れますよ。
(T-10)千軒山入口。 ちなみに、当日自分はここで皆さんをお待ちしていますw
T-10から500m程度で千軒山山頂ですが…
名物の激下りがあります。
ロープが張ってあるので、焦らずゆっくりと下りましょう。乾いていればさほど滑らないと思いますが、1000人近い人も通過すれば道も荒れるし、雨が降れば滑る可能性は高くなるので、とにかく安全第一で。
激下りをクリアしたら、もう不安要素は皆無! 黒田地区に続く(T-13)神丸尾根登山口は目前です。最後のトレイルを楽しんで!
黒田地区を抜け、黒田の私設エイドでおもてなし、県道からの万場の町ではたくさんのハイタッチと声援を通過し…
こいこい愛ランドでゴール!!
ゴール時には写真を撮ってもらえるので、とびきりの笑顔でゴールテープを切ってくださいね。
また、今年は簡易シャワーに加えて、初の足湯があると聞いています。ゴール後にぜひ試されてはいかがでしょうか?
今回は記念すべき第10回大会です。
選手の皆さんが怪我なく、楽しい神流MR&Wになるように精一杯頑張りたいと思います!